初めての海外ハイキング
スイスアルプスハイキング10日間(クリスタルハート)
………… 旅支度は、靴・雨具・ストックに高山病まで心配した………

第1日目……飛行機2時間30分遅れ
 エアフランス成田12:00発予定が荷物室が閉まらない故障で2時間30分おくれ。   最近、どこの航空会社も経営厳しいのか、不具合が多い。パリ空港近くの4つのホテルに分散宿泊。私たちは最後のホテルで着いたら、夕食を11時までに食べろといわれたが、食欲をそそらないメニューだった。手荷物に入れておいた下着一式が初めて用を足した。添乗員いわく時々あるというが、今回参加者全員初めての経験である。翌朝ホテル周辺を散策、中華飯店、レストラン、郵便局もあるこじんまりとして風情のある村であった。ホテルの料金も安く記憶によると8000円程度、バリ見物には、ここらあたりに宿泊して地下鉄でパリへという手もあるかな?
 

第2日目……Luzernルツェルンと世界遺産・首都Bernベルン
   夕飯と同じ朝食をし、ホテル8時出発、9:55パリ発予定が10:40発Zurichチューリッヒ 11:40着。スイスの正式国名Confoederatio Helvetica(ラテン語)、 チューリッヒ空港内の真っ赤なBar&Cafe「Helvetia」は印象的でした。チューリッヒからバスでルツエルンへ。これからドイツ語圏、素養がないので見てもピンとこない。ルツェルンの直前でとがったピラトゥス山が見えた。まずレストランで13:30昼食はゲシュネッツェルテス=薄切り牛肉ときのこのクリーム煮込み、ちょっと塩分が多い、しかし約30時間ぶりに落ち着いて食事をした。フランス革命時ルイ16世の護衛として惨殺されたスイス傭兵の死を悼むライオン像、噴水(工事中で水がでてない)横のルピナスがきれいであった。フィーアヴァルトシュテッテ湖の向こうにリギ山が見える。前回1990年に私たちがきた後1993年に殆ど燃えて修復されたカペル橋。町は前回に比べて建物が増えた感じである。15:30ルツエルン発ベルンへ
 ベルン(世界遺産、スイスの首都、人口約14万人)。バラ公園から旧市街を見下ろす、相当数のバラがまだ咲いている、もう少し早い時期にゆっくりと見てみたい気がした。リンデンバーグ(菩提樹)淡黄色の花。少し日本のとは違う感じ、菩提樹=仏教、リンデンバーグ=西洋音楽のイメージの差かもしれない。 ベルンは熊の意味。町・州の旗にも熊。今は野生の熊存在せず、スペインから輸入した熊がいるというアーレ川たもとの熊公園でトイレ休憩、この暑さに熊一匹として姿をみせず。野生の熊がいないとは以外だった。原生林はなく全て人間の管理した森だけなのかもしれない? 仕掛け時計塔、11ある水飲み場を3つ、ミュンスター大聖堂(中には入れず、正面のレリーフ「最後の審判」左側天国、右側地獄、精緻な彫刻)など旧市街見学。もう少しゆっくり見たい小さな都市だった。
 2つの湖の間にあるという名前のインターラーケン、ここは1980年に初めて夫婦で海外旅行の時に泊まった町だ、その郊外をかすめてLauterbrunnenラウターブルネン駅へ、駅の近くに滝壺がない滝…煙の滝があった。 鉄道はアプト式に似たラックレール式、スイス国内は殆どの電車がこの方式に対応しているようだ。
 電車でWengenウェンゲンへ19:30頃到着、夕食はチーズホンジュ、外は土砂降り。チーズホンジュは余り好きではない、寒い地域だから野菜も殆ど輸入だろうし、パンのカケラに野菜が少しでは食欲もない。ゴミ収集車とダンプカー以外は電気自動車、ツエルマットの電気自動車は有名だが、こんな小さな村でも、環境保護しなければ観光資源がなくなってしまうと切実なのだろう
 

第3日目……花、花のハイキング
   ケーブルカーでMannlichenメンリッヒエンへここからハイキング2時間、現地ガイドはミズ牧、陽気な日本女性、通常は土産物店で働いている。翌日そこで買い物した。それにビデオ撮影販売の男の子がついてきた、阪急交通社と提携したのであろうが、このハイキングを撮影し、別途撮影したアルプスの映像を編集したビデオ1万5千円を購入する人は何人いるかな。 
 ロープウェイで降りた場所から登山鉄道の駅まで、約5キロ弱を約2時間で歩く予定、いくら山道でも下り道でそんなに時間が掛かるのか疑問であった。
 歩き始めるとすぐに、 「ガイドさん、この青い花はなんですか」 「チャボリンドウ」 「その赤いのはアルペンローゼで、チャボリンドウ、エーデルワイスの三つがアルプスの三大名花と言われてるんですよ」 「そのエーデルワイスは見られますか」 「野生のものを見るのはちょっと無理ですね、数が減って、崖のような斜面にしか生えてないんです」 …「これは」、…「これは」… 「ベンケイソウは色々あるんで、私でも覚えきれないので、ちょっと本を見ますから」 花、花、花のハイキングは長くもあり、あっという間に終わった感がある。ハイキングというよりデパートのブランドモノ会場を説明付きで一周したような。! 牧さんが言った花の名前を妻が書き取り帰国後一覧表にしたら60もあった。ホテルに戻ってから「スイスアルプス高山植物ポケットガイド」を購入したが、牧さんの使用している本と違い、日本名と現地名が違うなどで、どれがどれだか合致するものが少なかった。なお、エーデルワイスは栽培され泊まったホテルの玄関前に植えられており、商店街の土産物屋の道路端に売っていた。
 クライネシヤイデック駅隣接の一階土産物屋の二階で昼食、雨が降ってきた。登山電車で海抜3454mのユングフラウヨッホ山頂駅へ途中駅で氷河をガラス窓ごしに見る。1990年にきた時の電車は木造のガタガタ、隙間だらけだったように思う、薄着で乗ったものだから寒くてふるえていた記憶が残っている。ユングスフィンクス展望台へ、空気が薄く少し頭がくらっとした。天候悪、ユングフラウは少し頂上見える程度。外は寒い寒い、スイス国旗の前で写真。ウエンゲンへ電車で戻る。
 夕食は自由、ホテルの隣がCOOPスーパーなので、りんごとパンとビールと牛乳で簡単に。その牛乳は日本語のヴェンゲン村内マップにチーズ屋グルービーに「村のフレッシュなミルクやヨーグルトがその場で買える」と掲載されているので行った。店内には既製品の牛乳ばかりなので「ローカルミルク?」というと、何リットルと聞かれ、その3種類の入れ物の大きいこと、一番小さい500mlを買いました。それがたった75サンチーム、約80円、ウーン安い、それに美味い、日本の酪農家が輸入品に太刀打ちできないのをここで実感する。ヨーグルトも食べたかったけど、それもどっさりが最低の大きさだと大変なのでやめた。次回くる時にとっておこう!。
 ドイツ語はヴエンゲン、英語は「ウ」なのかな、村一周20分コース、それでも教会が3つ、宗派がカソリック、プロテスタント、英国国教、どうしてここに英国、不明です。ほんとに小さな村です、こんな所に1週間滞在というのもいいかも。夜9時ころ、道路にガランガランという音、なんじゃと見ると、小雨ふる中を太鼓のような大きなカウベルをぶら下げた男性が5人くらい、ホテル裏手の空き地に建てられたテントの中に入っていった。雨天のためテントが張られているが、なにか村の集まりのようで、暫く中で音楽が聞こえていたが、うとうとして眼がさめた頃、テントからたくさんの人がぞろぞろとでてきた。なにがあったのか聞くを忘れた。
   

第4日目……ツエルマットへの移動日
 今日は1日バス・電車移動。電車でラウターブルンネン、バスでアンデルマットへ。 長いバスの旅、ブリエンツ湖の北側の在来道路を走ります。運転手の好みらしいが、高速道路よりも途中の村、町が見えて楽しい。インターラーケンに宿泊してこの辺りを散策するのは楽しそう。ホテル王セザールリッツの出身地??。ブリンエンツ村は蒸気機関車の登山電車、欧州唯一きこりの学校がある。マイリンゲン村にはシャーロックホームズが滝壺に落ちて死んだライヘンバッハの滝がある。途中、クリムゼル峠2165mとフルカ峠を通過、アンデルマットでローヌ氷河を見学
アンデルマットから氷河急行(Glacier Express グレイシャーエクスプレス)でツェルマット、パノラマ式車両と言って天井近くまでガラスで見晴らしがよい。
 ツエルマットの駅前はすごい混雑です。6割か7割は日本人と思えるほど。ホテルから荷物受け取りにくるまで待っていると、毎日夕方5時にある子供ペーターが誘導した山羊の行進がきた、体の前半分が黒、後ろが白というかわった毛色の山羊。この山羊の小屋はマッターホルン寄りにある。
 南北に長い町で、南北に川が流れ、南にマッターホルン。商店街の長さは300メートルくらい。南の端に教会と有名ホテル、その近くの橋からマッターホルンが見える。しかし町の何カ所かに建築用のクレーンがたっているのはちょっと興ざめ。夏だけしか工事できないから仕様がないと言えばそれまでだけど。
 疲れたのホテルの部屋で休憩していたら、夕焼けのマッターホルンの時刻を少し過ぎてしまった。妻は疲れたからと動かず、私は急いで教会とその奥まで、なんとか薄赤いマッターホルンを写真に納めた。

第5日目……マッターホルン観光 
 今日は快晴少し風あり、登山鉄道で3130mゴルナーグラート展望台へ、途中右側にずうとマッターホルンが木々の間から見える。マッターホルンはちょつと太り気味のロボットの上半身のような格好をしている。眼が二つあり、とがった三角帽子をかぶっている。そのあごの辺りに山小屋ホテルがあるというので、双眼鏡を借りて見ると、山小屋どころか三階建ての大きなホテルがある。次回にはあそこまで行ってみたい。 展望台からはMonteRosa4634mが見える。
ちょっと1駅戻りローテンボーデンからリッフェネベルグへハイキング、途中に逆さマッターホルンの移る池があるが、残念ながら風が強いため水面に山影が写らない。  別の山の中腹に大きな角のある全身茶色のアイベックス(山やぎの一種)がいた。これが保護色で岩肌の色と同じ、眼のいい人に色々言われてやっと5頭見つけた。リッフェネベルグで昼食。本日はマッターホルン・マラソンの日、ここがゴールです。ちょうど先頭集団の数名がゴールした。こんな山道を下の町から走ってくるなんてキチガイ沙汰。
 ここで弁当朝食、このあとは自由行動である。希望者のみもう1駅RiffelBergまでハイキングということで当然参加した。添乗員の長澤さん以外に6名。ちょっと下り勾配がきつい所があるが、景色としてはなかなか良い。マラソンの人が続々上ってくる。リッフェルベルグ駅の少し上にリゾートホテル(このホテルは相当高いらしい、駅からここまでトロッコの線路が敷いてある)とその庭園があり、そこがマラソンの水分補給の場所になっていた。電車に乗るとすでにマラソンを完走した人が完走の印にもらったティーシャツをきて乗車していた。夕食はミートフォンジュ
       ヨーロッパ一の山の高さは?
  ・Mont Blanc 4807m 最寄りの町シャモニー
  ・Matterhorn 4478m 最寄りの町 ツェルマット
  ・JungFrau 4158m 最寄りの町インターランケン、グリンデルワルト、ヴエンゲン

第6日目……マッターホルン激迫りハイキング 
 本日のガイド、人種は日本人、国籍フランスの関口さん、両親とパリに住んでいて冬には自動車でツエルマットにスキーにくる、今は大学生で夏ツエルマットのトレッキングガイドをしている。町の南端にあるWinkelMatenスキー用ゴンドラリフトでFuriに、ロープウエイに乗り換えてSchwarzseeシュヴァルツゼーに。ここからハイキングである。はじめのうちは雨もパラパラだったが、後半では本降り今回の旅行で最悪の天気であった。山もあまりみえず、お花を見る余裕もない。途中の山の中腹にシャモア(別名スイスカモシカ。アルプスの「山の貴公子」。体長110-130cm。肩高70-85cm。体重25-62kg。頭部から咽頭部にかけての体毛は白く、眼から側頭部にかけて黒い筋模様が入る。オス、メス共に最大でも20cm程の短く先端が鉤状になる黒く短い角を持つウシ科の動物)。また放牧された羊の群れ、カウベルをぶら下げた牛などに会いました。天気が良ければ良いハイキングコースだと思います。次回くることがあれば再チャレンジしたい。昼食は山小屋レストラン、室内は鳥や小動物の剥製が天井からぶら下がっている。
 妻は、防水靴にゴアテックスの雨具上下を借りてきたので、雨でも大丈夫だった。他の参加者も大体がゴアテックスの上下を着ている人が多かった。しかし私の靴は防水でなく、上着は撥水加工だけだったので、雨が浸みてきてちょっと寒かった。
 

第7日目……シャモニーへ移動 
九州より少し狭い国土に総延長距離5,380kmと九州の2倍。「スイス国内では、国内のどこでも16km歩くと旅客鉄道の便がある」という。ツエルマットから1駅ガソリン車の駐車場であるテーシュTash駅へ。ここからバス、ずうと鉄道のほうが快適だと思うが、電車賃は値段が高いそうで、団体客はどうしてもバス移動。(183km、3時間30分)添乗員長澤さんの話によると、スイスの環境保護は徹底しているよう。ゴミ袋は1枚200円、普通の袋で捨てると罰金1ヶ月2万円、窓辺に花がないと町当局から警告文が送られてくる「お宅の窓辺は町の景観を著しく阻害している、早急に改善すること」。
(レマン湖ほとりのChillonシヨン城ではなく)2つの建物(バレール寺院とトールビヨン城)が遠くから見えるシオン村を通過。高速道路をサンベルナールで降りる、ここはイタリアとの国境峠である英語読みでセントバーナード峠の入り口だ。ここのスーパーマーケットでトイレ休憩。首にアルコールとパンをぶら下げ、峠越えの遭難者を助けるよう訓練された犬で有名。私たちはフランス国境を越えてシャモニーへ。
 昼食後モンブラン観光の予定であったが、イタリア側のロープウエイが動いていないので、予定変更して赤い登山電車でモンタンベール氷河駅1913mへ、長い鉄の階段を下りて氷河の下を見物、電車で下山、明日は天気になることをみんなが願った。

第8日目……延期されたモンブラン観光+ハイキング 
 長澤さん、今まで何回もきているがモンブランに観光できなかったことはないと、強力な「晴れ女」宣言の効果か、朝曇り気味であったが。ロープウエイでシャモニー(1035m)から1台目のケーブルで一気にプラン・ド・レギュー(2308m)へ。ケーブルカーといっても非常な急勾配、上部ではほとんど垂直に近い角度で上昇、これでは少し強風が吹いたら運行停止になるのは理解できる。 2台目のケーブルカーで3777m(富士山と同じ高さ)まで、登山する人はアイゼンを付けてでる出口がある。その横のエレベーターでエギュー・ド・ミディ展望台(3842m)。 酸素は平地の3分の1、ケーブル、エレベーターで急に上がったので少し気分悪い。エギュードミディからイタリア側の展望台エルブロンネ(3462M)へ行く3連サクランボ(ゴンドラ)で眼下には雄大なヴァレブランシェ氷河が横たわっている。その上を30分間の正に空中遊泳のごとくイタリア側へと運んでくれる。多数の「晴れ女」のおかげ、すばらしいモンブラン観光である。
 氷河の上を歩いて?いる人が多数見えます。雪庇にロープで降りる練習をしている一団がいます、あんなに張り出した雪庇落ちないのかな心配。誰が名前をつけたか、お菓子のモンブラン(仏語Mont-Blanc)はほんとそっくり、でも白いクリームをもう少し載せてくださいケーキ屋さん。イタリア語で言えばモンテビアンカ(Monte-Bianca)、というケーキはあるのかな?
 バスで少し移動し、ロープウエイで降りた場所で弁当をひろげて昼食。これからスキーリフトに乗り継いで、ここロープウエイ降り場に戻ってくるハイキングである。予定では別のコースのハズだったが、そこのゴンドラが修理中のため、ここに変更された。ローフウエィも沢山あり、毎年どこかのロープウェイが修理工事をしている。ガイドは東京都に親の家があり、フランス国家スキー教師検定をとるためにスイスにいる男性の夏のアルバイト、我々を連れて歩くトレッキングガイドの資格は簡単だという、本格的な山登りのガイド資格はちょっと難しいとのこと。このコースは一番面白くないコースだった、道ばたの花も少ない、木々も少ない、そして道は小石が多く滑りやすい、転んだ女性もいた。

第9日目……早起き空港へ 
 まだ薄暗い5:30にホテルを出発、国境をくる時とは反対方向に約2時間でジュネーブ。ジュネーブ空港は町から相当離れているらしく高速道路からすぐ空港だ。バスの中で眠ていたら朝食バケットを食べる時間がなかった、空港で慌てて液体を処分。空港の免税店は小さくて買いたいものが殆どない。スイスフランが残ってしまう。またくればいいか!

第10日目……成田着 

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